LINE運用・配信代行
開封率を改善するLINE公式アカウントの配信時間について解説
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株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
LINE公式アカウントを利用している人の中には、メッセージの配信時間に迷っている人もいますよね。LINE公式アカウントのメッセージは業種によって曜日や時間帯を変更して配信することで、開封率を改善することができるかもしれません。
この記事では、開封率を改善するLINE公式アカウントのメッセージ配信時間について解説します。B2B、B2C共に自社事例もあるので、配信時間に迷った場合は参考にしてください。
開封率を改善するなら配信時間は業種によって工夫する
LINE公式アカウントのメッセージ配信の開封率を改善するためには、業種によって配信時間を調節、工夫する必要があります。
B2Bの業種は午前9時~午後6時くらいまでに配信すると、担当者の業務中に配信ができるためメッセージの開封率やコンバージョン率の増加が狙えます。業務時間外に配信を行うと、プライベートの時間に仕事の配信を行うことになるためメッセージの開封率やコンバージョン率は下がる可能性があるので注意しましょう。
B2Cの業種は、各業種のピークタイムの1~2時間前に配信を行いましょう。たとえば、飲食店の場合はランチタイム前の11時やディナータイム前の17時に配信など、ユーザーのライフスタイルと業種を合わせた時間に配信を行うとユーザーの興味を引くことができるでしょう。
ユーザーのライフスタイルと自社のメッセージを最も読んでほしい時間を合わせて配信することで、開封率などの配信効果向上につながります。現在開封率やユーザーの反応が伸び悩んでいる場合は、ユーザーのライフスタイルを意識して配信時間を変更してみましょう。
メッセージ配信の際は配信時間や曜日を固定する
配信時間は業種関係なく曜日、時間帯を固定して配信を行いましょう。曜日や配信時間を固定することで、ユーザーに「この曜日に配信が来る」と印象を残すことができ、開封率の改善につながるからです。
また、配信時間を分刻みで意識するようにすると、他社との差別化ができる場合があります。12時00分など時間がピッタリだと他社の配信メッセージと被ってしまいメッセージが読まれない場合や、自動配信感が出て親近感がなくなるため、配信時間を工夫してみるのも開封率を上げる方法です。
お昼に配信したい場合は毎週火曜日など曜日を固定したうえ、12時ぴったりでなく12時03分など少しずらした時間に配信を行い、同じ時間帯に配信する他社のメッセージに埋もれないよう配信を行ってみましょう。
業種別の配信時間帯事例
LINE公式アカウントの配信自社事例として、株式会社SoLaboが自社でLINE公式アカウントの配信を行っているB2Bアカウントと、メッセージ配信の運用代行を担当しているお客様のB2Cアカウントの配信時間帯や開封率の違いを紹介します。
B2Bの配信事例
自社のB2B向けLINE公式アカウント「創業融資ガイド」では、毎週火曜、2週に1回木曜の12時10分頃を行っています。12時台に配信をしているのは、B2Bに関しては友だち登録をしているユーザーが業務時間内である方が高い開封率が期待できるという過去のデータがあるためです。
過去に配信時間を17時~18時にしていた時期がありましたが、現在の12時配信と比較すると開封率が10%ほど低い傾向がみられました。17時過ぎでは退勤をしている登録者もいるため、開封率が下がったのだと推測されます。
なお、昼の配信も17時以降の配信もクリック率は大きな変化がありませんでした。クリック率に変動がないのであれば開封率が高い方がより配信の効果があると考え、現在では平日の12時台に配信を固定しています。
B2Cの配信事例
株式会社SoLaboの担当するB2Cアカウントの場合、同じ内容のLINE登録者限定クーポンを配信した結果、19時台の平均開封率が昼時の平均値である約2%ほど高い傾向にありました。不定期で11時台や18時台に配信を行うこともありますが、その平均値は19時台と比べても1%ほど低く、定期配信時間に比べて僅かな差ですが開封率が下がっています。
なお、当アカウントについては曜日時間よりも配信内容の方が開封率に影響が強い傾向にありました。たとえば、商品のキャンペーンに関する話題は商品の紹介などに比べてユーザーの興味関心を引き、開封率が高い傾向にありました。
上記は一例に過ぎませんが、B2Cのアカウントに関しては配信時間の工夫よりも、よりユーザーのニーズに合う配信をすることが開封率向上にインパクトがあると言えるかもしれません。そのため、配信時間による開封率だけに着目するのではなく、配信内容も併せて工夫するようにしましょう。
配信時間を変えたら開封率を確認する
配信時間を変更する場合は、その都度開封率の確認を行いましょう。開封率の確認を行わないと、配信時間を変えてどのように効果があったかわからないからです。
開封率を確認するには、管理画面の上部メニューから「分析」を選択します。その後、左側のバーにある「メッセージ配信」を選択し、表示項目設定を開き「開封率」にチェックを入れると開封率の分析画面が確認できます。
開封率のほか、以下の分析結果も確認できます。
【分析画面で確認できる項目】
- 配信通数
- メッセージ内記載URLクリックユーザー数
- 動画・音声再生ユーザー数
- 動画・音声再生完了ユーザー数
- クリックユーザーを開封率で割った値のクリック率
- 再生開始ユーザー数を開封率で割った値の再生開始率
配信時間別の開封率やURLクリック率を把握することで自社アカウントに合う配信時間が読めてくるので、配信時間や配信内容を変更した際はその都度確認を行いましょう。
開封率は、スマートフォンのアプリからは確認ができません。スマートフォンのブラウザからですと確認はできますが、PC版サイトをスマートフォンで閲覧することになるので、PCからのアクセスを推奨します。
まとめ
LINE公式アカウントのメッセージ配信の開封率を改善するためには、業種によって配信時間を調節、工夫する必要があります。ユーザーのライフスタイルと自社のメッセージを最も読んでほしい時間を合わせて配信することで、開封率などの配信効果向上につながります。
配信時間は業種関係なく曜日、時間帯を固定して配信を行いましょう。曜日や配信時間を固定することで、ユーザーに「この曜日に配信が来る」と印象を残すことができ、開封率の改善につながります。
配信時間を変更する場合は、その都度開封率の確認を行いましょう。配信時間別の開封率やURLクリック率を把握することで自社アカウントに合う配信時間が読めるので、配信効果が得やすくなります。