LINE運用・配信代行
LINE広告でアプリのインストールやエンゲージメントを増やす広告の出稿方法を解説
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株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
LINE広告で自社アプリの新規ユーザー獲得や既存ユーザーの掘り起こしを行いたい人はいますよね。LINE広告の配信設定で目的を定めれば、自社アプリのインストールやエンゲージメントを目的に広告配信を行うことができます。
この記事では、LINE広告でアプリに関する広告を配信する方法を解説します。LINE広告で自社アプリの新規顧客獲得や既存顧客のアプリ再利用を促したいと考えている人は、参考にしてみてください。
アプリのインストールやエンゲージメントが目的の広告配信方法がある
LINE広告には、アプリのインストールやエンゲージメントが目的の広告配信方法があります。アプリインストール広告はユーザーへアプリケーションのインストール増加を目的とした広告で、アプリエンゲージメント広告はインストール後起動回数などアプリのエンゲージメントイベント増加を目的とした広告です。
LINEのバナーやファミリーアプリ内に表示されたアプリ広告をタップすると、App storeやGoogle Playなど各アプリストアへリンクされる仕組みとなっています。
広告の各目的は広告配信設定の「キャンペーン」から選択可能です。どのキャンペーン目的を選択するかによって入札方法や課金方法が変わるので、広告を通してユーザーに起こしてもらいたいアクションを明確にしてからキャンペーンを選択するようにしましょう。
他のキャンペーンについての詳細は『LINE広告のキャンペーン目的と配信のコツについて解説』を参考にしてみてください。
アプリのインストールやエンゲージメントを目的とした広告グループを作成
キャンペーンを作成したあとは、アプリのインストールやエンゲージメントを目的とした広告グループを作成しましょう。各目的でも設定の流れは同じですが、配信対象となる広告グループは違います。
広告グループでは、目的に合ったターゲティング、配信先、入札、予算の設定を行います。広告グループ作成後のクリエイティブ入稿は、LINE社が定めている『入稿規定』内にある「アプリ」の規定に沿って入稿を行ってください。
【アプリのインストール、エンゲージメントの広告グループ設定方法】
手順 | 設定方法 |
ターゲティング設定 | 広告の出稿対象のアプリの登録後、ターゲティングを設定する(最初は多くのユーザーに広告を配信できるようやや広めに) |
広告の配信先(面)設定 | 「自動配置」の選択を推奨(多くのユーザーの目に触れる可能性があるため) |
入札設定 | 入札方法は「自動入札」の選択を推奨
入札戦略は「イベント単価の上限を設定」の選択を推奨 |
予算設定 | 1日の予算は、目標CPIと1日に獲得したいインストール数から算出
1日の予算の目安としては、目標CPIの5倍以上で考える |
最初はターゲティングを狭めすぎず、一定期間運用してから細かいオーディエンスを作成しましょう。定期的に配信結果を確認し、広告配信の施策に役立てましょう。
SDK連携をしてコンバージョン数を計測する
SDK連携を行い、コンバージョン数を計測します。LINE広告の管理画面上ではAppStoreやGoogle Playへの移動までしか計測ができないので、アプリのダウンロードやエンゲージメントを図るならLINE広告が連携しているSDK連携が必要です。
連携SDKを導入するとアプリのインストールや起動など、計11イベントの効果計測が可能です。利用できる連携SDKはAdjust、AppsFlyer、Kochavaの3種で、LINE株式会社の審査に通過した広告計測ツールを提供する認定社を指すAds measurement partner を利用することもできます。
SDK連携をすることにより、アプリに関するユーザーの動向を細かく測定することができます。設定方法についてはLINE社公式サイトのヘルプセンター『コンバージョン計測』内の『アプリのコンバージョンを計測する』を参考にしてください。
SDK連携を行えば類似オーディエンスの作成ができる
SDK連携を行えば類似オーディエンスの作成ができます。SDK連携をすることによりモバイルアプリオーディエンスが作成可能になり、アプリをダウンロードした人やアプリ内課金した人などの類似オーディエンスを作成することができます。
広告の配信対象にするユーザーが取った行動のことをイベントと言い、11種類のイベントの中から該当するアプリユーザーを選択することができます。
選択できるイベントは以下の通りです。
【SDK設定によるイベント一覧】
- オープン
- インストール
- ホーム閲覧
- カテゴリ閲覧
- 商品閲覧
- 検索
- カート追加
- 購入
- レベル達成
- チュートリアル完了
- カスタム
イベントのほか、LINE広告の管理画面に表示されるオーディエンス名の記入、オーディエンス作成に使用するアプリ選択、ターゲットリストに蓄積されるサイト訪問履歴情報の有効期間を設定する必要があります。モバイルアプリオーディエンスを設定することで、自社アプリに関心を持ってくれる可能性のあるに対して広告を配信することができます。
モバイルアプリオーディエンスの設定方法や、特定のイベントで使用できる「パラメータ条件」についての詳細はLINE for Business内の『モバイルアプリオーディエンス』を参考にしてください。
まとめ
LINE広告のアプリに関する広告配信方法には、2通りの配信方法があります。新規のアプリダウンロードユーザーを増やす目的のアプリインストール広告と、インストール済みのユーザーの起動回数を増やす目的のアプリエンゲージメント広告です。
広告グループを作成する際、インストール目的は新規顧客狙い向け、エンゲージメントは既存顧客狙い向けのキャンペーンですので自社アプリの目標によってキャンペーンを決定してください。配信を行う際、最初はターゲティングを狭めすぎずに一定期間運用してから細かいオーディエンスを作成しましょう。
SDK連携を行うことによってアプリの起動やアプリ内課金など、アプリに関するユーザーの動向を細かく測定することができます。LINE広告の管理画面上では各アプリストアへの移動までしか計測できないので、より詳しくユーザーの動向を把握したい人は、SDK連携を行うようにしましょう。