LINE運用・配信代行

LINE広告にかかる費用と4つの課金形態について解説

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株式会社solabo

株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。

LINE広告(旧LINE Ads Platform)の利用を検討している人の中には、LINE広告にかかる費用が気になる人もいますよね。

LINE広告で料金が発生するのは基本的に広告の配信費用のみで、その他配信設定などは無料で利用できます。

この記事では、LINE広告にかかる料金を解説します。自社事例として実際にLINE広告を利用していてかかった金額も紹介しているので、LINE広告を検討している人やLINE広告にかかる金額が気になる人は参考にしてみてください。

LINE広告にかかる費用相場は月額30万円程

LINE広告にかかる費用相場として月額30万円程度が推奨されています。LINE広告の配信枠はオークション形式での決定なので、広告を配信させるには一定額の予算が必要となるため、予算が低すぎると広告が表示されない可能性があるためです。

出稿する種類によっては、LINE広告は最低入札単価である1円からでも出稿が可能です。しかし、広告予算が少ないとオークションに勝てずに広告が表示されない、または数回表示やクリックがされるだけで成果がでないということになりかねません。

そのため、LINE社はクリエイティブ・ターゲティング・入札を適切に設定した上で、配信効果が安定する3か月目までは広告費に月30万円以上の使用を推奨しています。

広告費に30万円を用意できない場合は、最初に広告グループをいくつか作成してしばらく配信し、1番伸びた広告グループ1つのみに絞って日予算を一か所に集中させるという運用方法も検討してみましょう。

なお、当サイトを運営する株式会社SoLaboはLINE広告の運用代行をしています。月額予算5万円からの代行実績もあり、予算に合わせた広告の出稿が可能ですので、当社サービスにご興味のある人は資料をダウンロードしてみてください。

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アカウント開設や配信設定は無料

LINE広告のアカウント開設や配信設定は無料できます。LINE広告運用で費用がかかっているのは配信費のみで、アカウント開設やターゲティング機能などのツールを利用するには費用がかかりません。

【無料で利用できるツール】

  • 広告アカウントの作成
  • ターゲティングの設定
  • オーディエンスの編集

その他にも、LINE creative Labというクリエイティブ制作ツールも無料で利用できます。LINE creative Labは、無料のLINEビジネスアカウントに登録していれば、有料の画像編集ソフトを使用することなく無料で広告のバナー画像を作成することができるツールです。

このように、広告配信以外には費用がかからないので、自社広告の対象オーディエンス数の確認やターゲティング設定の使用感を確かめてみると良いでしょう。

LINE広告の各課金形態と最低出稿金額

LINE広告には4つの課金形態があります。自社の広告配信目的に合わせて課金形態を選択でき、最低設定価格は課金形態によって異なります。

LINE広告の各課金形態

課金形態の名称 最低設定価格 課金形態の目的
クリック課金

(CPC)

24円~200円 自社サイトへの誘導を狙う

ユーザーが広告をクリックしてリンク先のページに遷移すると、費用が発生

(広告が表示されるだけでは費用は発生しない)

インプレッション課金

(CPM)

100円~1,200円 自社商品の認知拡大を狙う

スマホの画面上に広告画面が100%表示されるのを1とカウントし、1,000回表示されるごとに費用が発生

友だち追加ごとに課金

(CPF)

50円~75円 自社のLINE公式アカウントの友だち増加を狙う

広告を経由したユーザーが、LINE公式アカウントを友だちに追加すると費用が発生

CPC、CPFよりも費用対効果が出やすい

動画視聴ごとに課金

(CPV)

動画の100%再生数:2円~

動画の3秒再生数:1円~

ユーザーに動画の視聴を促す

動画視聴をユーザーが行うごとに課金されるシステム

課金方法を「動画の100%再生数」と「動画の3秒再生数」の2つから選択可能

最低設定価格は選択するキャンペーンによって変わります。各課金形態を把握し、自社の広告配信スタイルに合った課金形態でLINE広告の配信を開始しましょう。

LINE広告で費用対効果を高めるコツ3つ

LINE広告で費用対効果を高めるには3つのコツがあります。

【LINE広告で費用対効果を高める3つのコツ】

  • 自動入札を利用する
  • クリエイティブの作成を工夫する
  • 自社の顧客層に合ったターゲティングを行う

自社広告に合った課金形態や予算の設定でも効果を得られますが、上記の3つを行うと自社のLINE広告がユーザーの目に触れる、広告をタップされる可能性が高まります。設定を細かく行い、自社広告の費用対効果を高めていきましょう。

自動入札を利用する

自動入札を利用すると、効率改善や運用工数の削減が期待できます。担当者が毎回手動で入札額を設定しなくてはいけない手動入札と違い、自動入札は機械学習によって入札額の最適化が行われるからです。

自動入札は4つの入札タイプから目的に沿って選択可能です。自社の広告予算に合わせて以下の項目を選択するようにしましょう。

【入札戦略の目的と概要】

目的 概要
単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化 予算消化重視型

予算がたくさんあり、CPAを気にしない場合

他の入札戦略に比べて単価は高くなるがCV数は最大化できる

イベント単価の目標を設定 バランス型

予算はあるが、CPAはやや抑えたい場合

イベント単価の上限を設定 バランス型

CPAを重視するが、CV数もそれなりに取りたい場合

入札額の上限を設定 効率重視型

CVが少なくてもいいので、目標CPAを超えたくない場合

必ず上限CPAに抑えられるわけではない(多少超える場合がある)

上からCV数が獲得できる順に記入しています。CV数の獲得数に伴い、CPAも高騰します。

たとえば「イベント単価の上限を設定」を選択し入札を行った場合、予算から大きくはみ出ない金額でできる限りのCV数を取る入札戦略をAIが自動で行います。

自動入札には全自動機械学習にするための準備期間がありますが、機械学習による最適化で配信精度が徐々に高まります。効率的な運用を行うために自動入札を活用してみましょう。

入札方法やコツについては『LINE広告の入札方法やコツを解説』を参考にしてみてください。

クリエイティブの作成を工夫する

クリエイティブの作成を工夫すると、広告のクリック率が上がる場合があります。クリエイティブの定期的な更新や、同じクリエイティブ画像でも訴求内容を変更すると今まで獲得したユーザーと異なるユーザーを獲得できる場合があるからです。

クリエイティブで広告の費用対効果を高める方法としてLINE社が推奨しているのは以下の3点です。

【LINE広告でユーザーの目に入るクリエイティブ作成のコツ】

  • 最初に目に入る「ビジュアル」にこだわる
  • タイトルは「自分ごと」として捉えてもらう
  • 説明文はコンバージョンにつなげるためのポイントをおさえる

他には、動画広告の活用なども挙げられます。動画広告は静止画広告に比べ制作工数が多いですが、多くの情報を伝えられる点や映像の演出でユーザーの注目を集められる点が特徴です。

同じ製品・サービスの広告でも訴求を変えたクリエイティブの作成、動画広告の活用を行い今までと異なるユーザーを獲得できる場合があります。ユーザーが気になり、クリックしたくなる広告作成を目標にしてクリエイティブを作成してみましょう。

LINE広告のクリエイティブのついては、『LINE広告のクリエイティブとは?事例や作成のコツを解説』を参考にしてください。

自社の顧客層に合ったターゲティングを行う

費用対効果を得るために、自社の顧客層に合ったターゲティング配信を行うと良いでしょう。LINE広告は配信方法が3つの中から選択でき、自社の広告配信の目的にあった配信機能で適切なターゲティングを設定してユーザーに効率よくアプローチができます。

主な配信方法として、「オーディエンスセグメント配信」「オーディエンス配信」「類似配信」の3つがあります。特徴は以下の通りです。

【各配信方法の特徴】

名称 特徴
オーディエンスセグメント配信 年齢や性別からユーザーの情報から属性を分類し、対象者に限定した広告配信を行う方法

LINE社の持つユーザー情報のデータからユーザーが登録した性別、年齢、エリア情報と行動履歴からなるみなし属性で分類が行われる

セグメントは、地域、年齢、性別、OSのほかに、4つの詳細ターゲティングによって設定が可能

オーディエンス配信 一度自社と接点をもったユーザーに配信対象を絞る配信方法

自社のウェブサイトの閲覧履歴やメールアドレスをアップロードするなど、ユーザーの情報をLINE広告にアップするとオーディエンスを作成できるようになる

類似配信 自社の持つ顧客に類似するユーザーに対して広告配信を行う方法

過去に商品を購入したことのある顧客に似ているユーザーをLINE内で新たに探し、オーディエンスを拡張して広告配信が可能になる

特に自社の顧客に似たユーザーをターゲットにしたい場合は「類似配信」を利用すると良いでしょう。自社の顧客に似ている割合が99%~85%までのユーザーに絞って広告配信ができます。

類似配信などを活用し、自社の顧客層に合ったターゲティング配信を行いましょう。ターゲティングについての詳しい内容は『LINE広告のターゲティングとは?種類や配信のコツを解説』を参考にしてください。

LINE広告の費用事例

LINE広告の費用事例として、株式会社SoLabo運用の公式アカウントである『創業融資ガイド』の友だち追加広告の費用を紹介します。

2022年5月から23年4月までの1年間における広告費の平均CPFは272円で、年間の広告総額費用は約504万円でした。

毎月安定した広告費で広告運用ができているわけではなく、月によって配信費用に大きなばらつきがあります。CPFが最も高かった月は317円(広告費約60万円)、最も低かった月は211円(広告費約40万円)でした。

広告配信費と比例してCPFが上がるというわけではなく、かかった広告費に対して1件当たりのCPFが低い月もあります。これは月によって競合の予算が変わり、広告が表示される入札単価が異なるためコストが変動していることが原因だと考えられています。

競合が少ない月や競合の入札単価が低い場合は広告が表示されやすいですが、競合の多い月や競合の入札単価が高い場合は広告が表示されにくい場合やCPC、CPMが高騰する場合があります。

月によって広告のパフォーマンスも異なるので、競合が出稿を強める時期はCPCやCPMを重視して獲得件数を落とすのか、広告予算を増やすのか、予め戦略を決めておくことをおすすめします。

SoLaboには自社を含む様々なサービスの広告の経験がありますので、業種や季節感を考慮した入札戦略を立てたLINE広告の運用代行が可能です。目標とするKPIに対して予算からどの程度の成果が出そうか予測もできるので、LINE広告の代行に興味のある人はSoLaboのサービスやLINE活用のノウハウをまとめた資料をダウンロードしてみてください。

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まとめ

LINE広告にかかる費用は広告の配信費のみです。実際に運用を行い料金が予算よりも高いか低いかを確認し、今後の運用に生かすことで柔軟な費用のコントロールができます。

LINE広告にかかる費用は、出す広告によって違います。LINE広告の広告枠はオークション形式で決定しており、広告を出稿する業種・サービスや配信目的によって競争率も違うからです。

広告を配信させるには一定額の予算が必要となり、予算が低すぎると広告が表示されない可能性があります。費用に迷った場合、最初の3か月間は30万円程度での運用を行うことがLINE社によって推奨されています。

広告の入札方法には自動入札と手動入札があります。双方の特徴を理解しうまく活用することで無駄な予算消化が抑えられるため、自社の広告運用スタイルと合わせて入札方法を考えましょう。

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