LINE運用・配信代行
LINE公式アカウントのメッセージ数のカウントの仕方と確認方法
この記事の監修者
この記事を書いた人
株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
LINE公式アカウントでは、プラン毎に毎月無料で配信できるメッセージ通数の上限があります。そのため、どのようなメッセージがメッセージ通数にカウントされるのか気になる人もいるかと思います。
メッセージ通数を消費するのは、複数のユーザーに同一のメッセージを送る場合です。また、月の途中で何通送ったか確認したい場合、WEBブラウザの管理画面とスマホアプリで見る場所が異なります。
ここでは、LINE公式アカウントのメッセージ数のカウントの仕方と消費したメッセージ通数の確認方法について解説していきます。
通数を消費するメッセージとしないメッセージ
メッセージ通数を消費するメッセージとしないメッセージには、複数のユーザーに画一のメッセージを送るかどうかに違いがあります。
【通数を消費するメッセージとしないメッセージ】
通数を消費するメッセージ | 通数を消費しないメッセージ |
・一斉配信
・絞り込み配信 ・ステップ配信 |
・あいさつメッセージ
・個別チャット |
通数を消費するのは、一斉配信や絞り込み配信など画一のメッセージを複数のユーザーに同時配信するメッセージです。
送るタイミングがユーザーごとに変わるものの、画一された内容を送るという点でステップ配信もメッセージ通数を使用します。そのため、月の途中でメッセージ通数の上限に達した場合、ステップ配信もされなくなってしまいます。
一方で、挨拶メッセージと個別チャットなど、配信タイミングが異なるものや個別対応するものはメッセージ通数を消費しません。そのため、友だちの追加数や個別対応に関しては月間の配信スケジュールには影響しませんので、必要な対応は随時するのをおすすめします。
メッセージ配信ではターゲットリーチの通数を消費する
LINE公式アカウントのメッセージ通数はターゲットリーチの数と一致する通数を消費します。ターゲットリーチは友だち登録者数からブロック数を引いた数で、LINEのメッセージの届く登録ユーザーの数を指します。
たとえば、友だち登録が1,000人でブロック数が100人のアカウントで一斉配信を行う場合、一度に消費されるメッセージの通数は900です。
ブロックされているユーザーには配信されないので、無効なメッセージを消費してしまうことはありません。
1回のメッセージでは吹き出しを3つまで配信できる
一斉配信や絞り込み配信では、1回のメッセージで3つまでの吹き出しを表示できます。吹き出しを1つにする場合でも3つにする場合でも消費するメッセージ通数は一人のユーザーに対して1通で、次のようなメッセージを3つまでかけ合わせて利用できます。
【メッセージで配信できる内容】
配信内容 | 概要 |
テキストメッセージ | 吹き出しで文字のみを送付する。一度出遅れるのは吹き出し1つで最大500文字まで |
スタンプ | LINE公式で利用できるデフォルトのスタンプのみ配信できる。自社で作成したスタンプでも配信は不可 |
画像・写真 | 画像や写真を配信する。画像にはリンクを設定できる |
クーポン | あらかじめ作成していたクーポンを配信できる |
動画 | 200MB以下の動画を配信できる |
ボイスメッセージ | 200MB以下の音声ファイルを配信できる |
リッチメッセージ | 画像とメッセージを合わせて1つの吹き出しにして配信できる |
リッチビデオメッセージ | 動画とメッセージを合わせて1つの吹き出しにして配信できる |
カードタイプメッセージ | 4つのカードタイプをもとに作成したメッセージをカルーセル形式で配信できる。
複数の新商品を値段と画像付きで並べたり、住所と写真を入れて店舗を表示するなどが可能 |
リサーチ | 年齢や性別などデフォルトで設定されている項目の他に、自由に設定可能な自由形式でユーザーからアンケートを取れる |
予約フォーム | LINE公式アカウント上で事前に設定した予約フォームへのリンクを配信できる |
上記の配信内容は加入プランに関係なく、配信可能な通数の中ではすべて無料で利用可能です。そのため、テキストタイプのメッセージに新商品の画像とクーポンをかけ合わせるなど、3つまでの吹き出しの数を有効活用する方法を考えてみると良いでしょう。
プラン別に送れる無料メッセージ通数
加入プランにより、毎月送れる無料のメッセージ通数には違いがあります。
【料金プラン別に配信できるメッセージ通数】
コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
無料メッセージ通数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ | 不可 | 不可 | 追加課金で可 |
月額固定費(税込) | 無料 | 5,500円 | 16,500円 |
コミュニケーションプラン、ライトプランでは追加メッセージを利用することができません。対して、スタンダートプランならば、メッセージ通数が上限に達しても追加の課金で上限を超えるメッセージ配信が可能です。
コミュニケーションプランから有料プランへの切り替えは月の途中でも可能なので、200通を超えるメッセージを配信をしたい場合はプラン変更を検討してみましょう。
プラン別の料金や追加課金の詳細は「LINE公式アカウントの料金について解説」のページを参考にしてください。
プランの上限を超えるメッセージを配信しようとするとエラーが起きる
プランの上限を超えるメッセージ通数を消費しようとするとエラーが起きて配信自体がが行われません。
たとえば、ターゲットリーチが1,000人で残りのメッセージ通数が500の時に一斉配信をしようとすると、500通分の不足が発生してエラーが起き、メッセージの配信が停止されます。この時、残っていた500の通数は消費されません。
もし残りの枠内でメッセージの配信をしたいときは、絞り込み機能を利用してターゲットリーチの数が残り通数内に収まるようにして配信をすると良いでしょう。
当メディアを運営するSoLaboは、自社アカウントの運用やBtoB、BtoCの企業様のLINEアカウント運用代行の実績があり、サービスに合ったメッセージ配信等の知見があります。LINEを最大限に活用した集客をご提案いたしますので、SoLaboのサービスにご興味のある人は資料をダウンロードしてみてください。
メッセージ通数の確認方法
当月中に利用したメッセージ通数を確認する時は、ブラウザの管理画面とスマホアプリで確認できる場所が変わります。
ブラウザの管理画面の場合、管理画面上のホーム→メッセージ配信→メッセージリストから確認できます。
スマホアプリの場合、ホーム画面上部にある無料メッセージからメッセージ通数を確認可能です。
なお、配信の通数は通常は毎日午前中に更新されるため、配信直後は管理画面上のメッセージ通数は増えません。最新のメッセージ通数を確認したい場合は、メッセージ配信の翌日に確認すると良いでしょう。
まとめ
LINE公式アカウントでメッセージとしてカウントされるのは、一斉配信や絞り込み配信など同一のメッセージを複数のユーザーに送る時です。ブロックされているユーザーには配信されず、挨拶メッセージと個別の対応ではメッセージ数を消費しません。
また、メッセージ1カウントで3つまでの吹き出しを送ることが出来るので、テキストだけでなくクーポンや画像などを組み合わせて配信すると、ユーザーの反響を得られる可能性が上がります。
無料メッセージ通数の上限を超えて配信をしたいときは、プランの変更を検討してみてください。