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LINE公式アカウントのあいさつメッセージの活用方法
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LINE公式アカウントでは、友だち登録と同時にユーザーへ自動送信されるあいさつメッセージを利用できます。
あいさつメッセージは、友だち登録してくれたユーザーへ最初に届くメッセージであり、LINE公式アカウント自体の印象を左右します。ユーザーにメリットを感じてもらえる内容のメッセージにすることで、アカウントのブロックを防ぎ、LINE公式アカウントを効果的に運用できるでしょう。
この記事では、LINE公式アカウントのあいさつメッセージの活用方法について解説します。あいさつメッセージの記入例も紹介していますので、どのようなメッセージを送るか悩んでいる人は参考にしてみて下さい。
LINE公式アカウントのあいさつメッセージは自由に変更可能
LINE公式アカウントのあいさつメッセージは、何度でも自由に変更が可能です。
あいさつメッセージの変更は、LINE公式アカウント管理画面のあいさつメッセージの設定から行います。初期設定のテンプレートを書き換えることで、いつでも内容の変更ができます 。あいさつメッセージの内容を変更しても、すでに友だち追加されているユーザーへ再度あいさつメッセージが送信されることはありません。
あいさつメッセージを設定すると、チャットモード・botモードに関わらず、追加された新規の 友だちへ自動的にメッセージが送信されます。チャットで個別にお礼のメッセージを送る場合など、あいさつメッセージを送りたくない時は設定画面の「応答設定」からあいさつメッセージをオフにしておきましょう。
あいさつメッセージに友だちの名前を表示できる
あいさつメッセージの文章中に、友だちの名前を表示させることができます。
テキスト入力欄の下部にある「友だちの名前」ボタンは、文章中の任意の場所にユーザーの名前を入れて表示させることが可能です。同様に「アカウント名」ボタンでは、挿入した部分に自身のLINE公式アカウント名を表示できます。
あいさつメッセージに名前を入れて呼びかけることで、ユーザーにLINE公式アカウントへの親近感を持ってもらうことができます。ただし「友だちの名前」を挿入するだけでは呼び捨ての状態で表示されてしまうため「~さん」や「~様」などの敬称を手動で入力しましょう。
あいさつメッセージでは画像やクーポンを送信できる
あいさつメッセージでは、テキストだけでなく画像やクーポンを送信できます。
【あいさつメッセージで送信できる内容】
- テキスト
- スタンプ
- クーポン
- 写真
- 動画
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- ボイスメッセージ
- リサーチ
- カードタイプメッセージ
あいさつメッセージには最大5つの吹き出しを設定できるため、複数の要素を組み合わせてメッセージを作成すると良いでしょう。友だち登録をしてくれたユーザーへお礼としてクーポンを配布することで、来店やサービスの利用をうながすことができます。また、画像や音声を使ってユーザーへ商品やサービスのアピールも可能です。
ただし、あいさつメッセージが企業の宣伝ばかりではユーザーにブロックされてしまう恐れがあります。ユーザーからのブロックが多いと感じる場合は、一度あいさつメッセージの内容を見直してみましょう。
あいさつメッセージにはLINE公式アカウントで何ができるかを記載する
あいさつメッセージにはお礼や自己紹介だけでなく、LINE公式アカウントで何ができるかを記載すると良いでしょう。ユーザーがLINE公式アカウントにメリットを感じれば、ブロックすることなくアカウントを活用してもらえる可能性が高くなるためです。
たとえば、LINE公式アカウントの友だち限定クーポンやキャンペーンがあると記載することで、ユーザーに割引やプレゼントといったお得なイメージを持ってもらいやすいです。また、LINE公式アカウントのメッセージに対して返信をして良いのか分からないユーザーもいます。チャットで個別の相談や予約を受け付けている場合は、直接メッセージのやり取りができる旨をあいさつメッセージに記載しておくことで、ユーザーが返信しやすくなります。
あいさつメッセージには、ユーザーがLINE公式アカウントを活用したくなるような内容を記載しましょう。
あいさつメッセージの記入例
あいさつメッセージは、LINE公式アカウントの運用目的によって記載内容を変えると良いでしょう。
あいさつメッセージで、クーポンの配信があることや個別の問い合わせができることを伝え、ユーザーにLINE公式アカウントの具体的な活用方法をイメージしてもらうことができます。また、ユーザーと個別でチャットをするにはユーザー側からメッセージやスタンプを送ってもらう必要があるため、挨拶メッセージを利用して返信をうながすことも可能です。
以下であいさつメッセージの3つの記入例を紹介します。 自身のLINE公式アカウントの運用目的に合わせて、あいさつメッセージの記載内容を検討してみて下さい。
お得情報の配信をアピールしたい場合
飲食店や小売店など店舗経営をしている事業の場合は、来店してもらえるようなお得情報を配信すると良いでしょう。
“〇〇さん、はじめまして!
友だち登録ありがとうございます。 このアカウントでは、新商品やキャンペーンの情報をいち早くお届けします。 LINEの友だち限定の特別なクーポンも配信していきますので、ぜひチェックして下さいね。 今後もお得な情報をお届けしますので楽しみにしていて下さい!” |
クーポンやショップカードの存在をあいさつメッセージで伝えることで、お客様の来店をうながすことができます。あわせて、LINEのリッチメニューにクーポンやショップカードを表示させておくと効果的です。
個別の相談を受け付けている場合
美容院やクリニックなど、個別の相談や予約をLINEで受け付け可能な場合は、LINE公式アカウントと直接チャットで連絡できることがユーザーへ伝わる内容にしましょう。
“〇〇さん
こんにちは!お友だち登録ありがとうございます。 △△のLINE公式アカウントへ、ようこそ。 このトークルームで、個別のご相談や予約を受け付けています。 メッセージを送っていただくと、担当者と直接やり取りができるようになります。 ※営業時間外のご連絡には、お返事にお時間を頂く場合があります。 ※メッセージは他のお客様には公開されません。 〇〇さんにとって、当店が身近な存在となれますように。 ぜひ、お気軽にご連絡くださいね!” |
LINE公式アカウントに返信したメッセージが、他の人に見られるのではないかと心配するユーザーもいます。ユーザーが安心して返信ができるよう、あいさつメッセージにはスタッフと1対1でメッセージのやり取りできる旨を記載しましょう。
ユーザーに返信をうながす場合
あいさつメッセージに返信をもらいたい場合は、返信をうながすメッセージを記載しましょう。返信をもらうことでLINE公式アカウント側からユーザーの連絡先を確認でき、個別のメッセージが送れるようになります。
“〇〇さん、はじめまして!
お友だち登録ありがとうございます。 △△のLINE公式アカウントです。 このアカウントでは、最新情報を定期的に配信していきます。 このトークルームにスタンプを返信してくれた方だけに 特別なプレゼントをお贈りしています。 ぜひご活用ください!” |
返信をしたユーザー限定の特典を用意することで、多くのユーザーからの返信が期待できます。また、メッセージよりもスタンプでの返信をうながす方がユーザーの手間が少なく、返信をもらえる確率が高くなるでしょう。
あいさつメッセージは配信数にカウントされない
あいさつメッセージは、LINE公式アカウントのメッセージ配信数にカウントされません。
LINE公式アカウントは、プランによって無料メッセージの配信通数に制限があり、一回の配信でもメッセージを配信した人数分の通数がカウントされます。しかし、あいさつメッセージは無料メッセージの制限に関わらず何通でも送信が可能です。
さらに、通常の配信メッセージは1配信につき3つの吹き出しまでのところ、あいさつメッセージであれば5つの吹き出しを設定することができます。メッセージやクーポンに加えて、LINEスタンプなどを使ってユーザーに親しみを持ってもらえるようなあいさつメッセージになるよう工夫してみましょう。
まとめ
LINE公式アカウントのあいさつメッセージは、何度でも自由に変更が可能です。ユーザーに届けたい内容によって、画像や動画、クーポン等を組み合わせてメッセージを送ることができます。
LINE公式アカウントを友だち登録する価値をユーザーに感じてもらうことで、アカウントのブロックを防ぎ、LINE公式アカウントの効果的な運用に繋がります。あいさつメッセージを有効に活用し、LINE公式アカウントの利用を促進しましょう。