LINE運用・配信代行
LINE友だち追加広告の費用対効果や事例について解説
この記事の監修者
この記事を書いた人
株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
LINE広告の配信を検討している人の中には、友だち追加広告を利用して広告配信を行いたいと考えている人もいるでしょう。友だち追加広告は、LINEの友だち追加に特化した広告配信方法です。
友だち追加広告では、CPFを重視した広告運用を行うことが大切になります。CPFとはLINEにおいての「Cost Per Friend」の略で、LINEで広告を利用して友だちを獲得する際の費用対効果を指します。CPFの数字の値が低いほど、友だち一人獲得に対する単価が安いという計算になります。
この記事では、友だち追加広告で得られる効果や費用について解説します。友だち追加広告に対応している広告面や自社事例として実際に運用した際の毎月かかっている費用などについても解説しますので、友だち追加広告の配信を検討している人は参考にしてみてください。
友だち一人あたりを追加するのにかかる費用(CPF)
友だち一人あたりを追加するのにかかる費用(CPF)は、一律には決まっていません。友達が追加された数によってかかる金額が変動するからです。
掲載される広告はオークション方式で決定するので、広告を効果的に表示させるためには入札単価を調整させる必要があります。出稿費用の例として、かかった費用10万円に対して友だちが740人獲得できた場合、10万÷740=135で友だち獲得単価が135円となります。
なお、友だち追加広告はクリック課金なので、予算だけ消費されて友だちが増えないということはありません。必要なコストは友だちを獲得した分だけですので、低予算から始めることも可能になります。
配信費用とCPFの事例
自社事例として、実際に友だち追加広告を配信している株式会社SoLaboの広告配信に毎月かかっている費用を紹介します。
2023年4月1日~4月30日間の自社サイト「創業融資ガイド」の友だち追加広告計7つの費用は1か月約23万円で、月間友だち獲得数は1,057人でした。
CPFは、月費用23万円÷月間友だち獲得数1,057人=218円/友だち1人 という計算になります。
1日の予算を~1万円に設定しているので、その予算に応じたクリック数(CPF)を獲得することが見込まれますが、予算以下のCPFしか得られない日もあります。
逆に、予算を1万円に設定していても、多くのクリック数が見込まれた場合予算を少額上回る可能性もありますので、友だち追加広告の予算設定をする際は予算額を多少上回ることも考慮しておきましょう。
なお、SoLaboはLINE広告の配信代行をしています。クライアントの友だち追加広告の実績があるため、様々な商材におけるCPFの知見があります。ご興味のある人は、SoLaboのサービス内容や事例をまとめた資料をダウンロードしてみてください。
配信後も広告の定期的な効果検証を行う
広告配信後も定期的に効果検証を行いましょう。とくにCPFが目標値に満たない広告を見つけて原因を追究することで、CPFを下げられる施策を打てるためです。
「LINE Official Account Manager」の管理画面では、キャンペーン、広告グループ、広告(クリエイティブ)別に次のような指定期間内のデータを閲覧することができます。
【管理画面で検証できるデータ】
データ種類 | 概要 |
インプレッション | 広告が表示された回数。
一定期間内でインプレッションの少ないクリエイティブは見直す候補になる |
リーチ(推定) | インプレッションが起こった合計ユーザー数の推定数 |
クリック数 | クリエイティブのクリック数 |
CTR(クリック率) | クリック数/インプレッションで算出。
CTRの低いクリエイティブはCPFを引き上げるので見直し候補になる |
CTRレベル | クリエイティブ別のみ閲覧可能で、平均値との差分が分かる |
CPC | クリック単価だが、友だち追加広告においてはCPFと同値になる |
データの中で確認すると良いのはCPCとインプレッション数、CTRです。CPCが高い広告グループやクリエイティブを見つけて、インプレッション数やCTRに問題が無いか確認してみましょう。
インプレッション数やCTRが悪い、または過去と比較して悪化しているクリエイティブを見直し、新しいクリエイティブと入れ替えることでCPFが下がるケースがあります。新しいクリエイティブを作る際は、試していないフォーマットサイズのバナー入稿や訴求を見直すといいでしょう。
とはいえ、CPFは配信面や時期的な要因、競合他社の動きなど複合的に決まるため、配信者側でコントロールするのが難しいです。インプレッション数やCTRが悪いクリエイティブでも、CPFが低いということもありえます。
そのため、広告の検証は数日など短期間ではなく、1か月単位などある程度の期間を設けて分析し、改善していくのをおすすめします。
まとめ
友だち一人あたりを追加するのにかかる費用(CPF)は、一律には決まっていません。友達が追加された数によってかかる金額が変動するからです。
友だち追加広告はクリック課金なので、予算だけ消費されて友だちが増えないということはありません。必要なコストは友だちを獲得した分だけですので、低予算から始めることも可能になります。
「LINE広告アカウント」の管理画面にログインすると友だち追加広告にかかった費用やCPFなどを確認することが出来ます。費用やCPFを定期的に確認し、配信効果の高い広告のみを配信するなど、効率の良い広告運用を目指しましょう。