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LINE広告で動画を出稿するときのポイントと流れを解説

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株式会社solabo

株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。

LINE広告の利用を検討している人のなかには、動画配信をしたいと考えている人もいるでしょう。

LINE動画広告は、目的に応じて適切な配信面やフォーマットが決まっており、配信の設定を行っていれば自動で最適な配信面へ動画広告を表示します。

この記事では、LINE広告の動画について解説しています。これからLINE広告で動画の配信を検討している人は、参考にしてみてください。

動画広告を出すまでの全体の流れ

LINE広告で動画を出稿したい人は、動画広告を出すまでの流れを押さえておきましょう。

【LINE広告動画の配信開始までの流れ】

  • LINE広告動画を始める前の事前準備
  • 広告で使用する動画作成
  • 配信の設定開始(※途中で審査をはさむ)
  • 審査後配信開始

LINE広告動画の配信設定では、途中に審査が複数あります。LINEキャンパス公式サイトによると、それぞれ5営業日程度かかる旨が記載されています。LINE動画広告の配信を始める際には、余裕を持ったスケジュールで作業しましょう。

LINEの動画広告を始める前に押さえておくポイント

動画の作成や広告配信の設定がスムーズになるので、LINEの動画広告をはじめる前にポイントをおさえておきましょう

【LINEの動画広告を始める前に押さえておきたいポイント】

  • 配信の目的を決める
  • 広告を表示する配信面やフォーマットを決める
  • 課金方法はインプレッション課金(CPM)のみになる
  • LINE広告には自動入札と手動入札がある

また、LINE広告では課金方法によって使用可能な広告フォーマットが異なります。動画広告のフォーマットがどの課金方法になるのか、LINE for Businessの公式サイトにある「2.LINE広告の課金方式」を事前に確認しましょう。

配信の目的を決める

自社の目的に合った広告配信をするため、動画配信の目的を決めましょう。

たとえば、女性を対象とした化粧品の動画広告の場合には、動画視聴者に商品やサービスに興味を持ってもらい、公式アカウントの友達追加につなげる目的が考えられます。

女性向けの商品か、若い人向けの商品かで広告の作り方が変わるため、配信時のターゲットを絞る必要があります。

LINE動画広告を出稿する際は配信の目的を明確にして、効果的に広告を作成しましょう。

広告を表示する配信面やフォーマットを決める

広告を配信する際の配信面は複数あります。配信の目的によって適した配信面が異なるため、広告を表示する配信面やフォーマットを決めましょう。

たとえば、トークリストはLINEアカウント利用者の10代から60代の幅広い世代の人が目にするため、大規模なプロモーションに適しています。

他の配信面もそれぞれ利用者層などが異なるため、各配信面の種類や特徴を知りたい人は「LINE広告は何種類ある?広告の配信面ごとの特徴とフォーマットを解説」の記事を参考にしてみてください。

課金方法はインプレッション課金のみになる

課金方式は広告配信の目的ごとに決まっており、動画広告を配信する場合はインプレッション(CPM)方式の課金になります。インプレション課金(CPM)とは、ユーザーに広告が完全表示されると費用が発生する課金方式です。

【最適化と入札の動画対応表】

キャンペーン目的 入札方法 最適化の対象 課金タイプ 最低設定価格
動画の再生 手動 CPM ¥200/1,000インプレッション
自動 100%再生数 CPM ¥2/動画の100%再生
自動 3秒再生数 CPM ¥1/動画の3秒再生

引用元:LINE for Business公式サイト「入札方法と入札価格について」より一部引用

LINE広告は課金方法によって、利用可能な広告フォーマットやコストが変わります。課金方法には「インプレッション課金(CPM)」「クリック課金(CPC)」「友だち追加ごとに課金(CPF)」があります。

また、LINEキャンパス公式サイトによると、配信設定の際1日の予算や広告視聴単価(CPV)も入力する欄がある旨が記載されています。コスト関係はできる限り事前に決めておくことが望ましいです。

LINE広告の予算や費用・課金方式について悩んでいる人は、LINE for Businessの公式サイトで予算の目安を確認しましょう。

LINE広告には自動入札と手動入札がある

LINE広告で選択できる入札方法は、自動入札と手動入札の2種類です。そのため、広告グループで設定した最低価格によって、選択可能な入札方法が変わります。

【運用型広告における自動入札と手動入札の違い】

自動入札 手動入札
特徴 適正な入札価格をシステムが調整してくれる 運用者が入札価格を決めて入札することができる
最適化 広告が表示されるたび入札価格が自動で調整される 広告効果を確認しながら1日に数回、手動で調整される
工数 ほぼかからない かかる
判断基準 学習元のデータ蓄積量 調整を行う担当者の経験値

引用元:LINE for Businessの公式サイト「2-3. LINE広告の入札方法」

LINE広告は運用型広告で配信できる広告枠はオークション制のため、入札方法など細かいルールを理解しておく必要があります。

LINE広告の入札方法や入札戦略について悩んでいる人は、LINE for Businessの公式サイト「2-3. LINE広告の入札方法」を確認しましょう。

広告配信用の動画を作成する

事前準備が整ったら、広告配信に使用するための動画を作成しましょう。

LINE広告は多様な配信面で動画や静止画の広告が配信されます。そのため、それぞれの配信面に合った訴求軸で作成することが望ましいです。訴求軸とは、ユーザーの欲求に特に影響のあるセールスポイントのことです。

たとえば、冒頭シーンのみメッセージを変更して、訴求軸の異なる動画を複数用意します。

複数の広告動画を用意することで、配信後の運用時配信効果の高い動画と低い動画が把握できます。また、冒頭シーンのみを変更することで、すべての動画を作り変えるよりも制作コストを抑えられます。

配信用の動画を作成する際は、運用時の分析ができるよう訴求軸で動画の内容を作り分けましょう。

動画の作成ツールの選択に悩んでいる人は、手持ちの画像で簡単に動画を作成できる「LINE Creative Lab」もあるので参考にしてみてください。

入稿規定に合わせた動画を作成する

LIN広告で動画を作成する際は、ファイルサイズなどの規定があるため入稿規定に合わせて作成しましょう。

たとえば、動画フォーマットにはmp4とMOVの2種類があり、動画の時間は最大600秒・最低5秒以上です。動画フォーマットのほかにはファイルサイズや解像度なども決まっています。

広告用の動画を作成する人は、「LINE広告で出稿できる動画のサイズと長さを解説」の記事を参考にしてみてください。

配信前の準備や設定と審査のタイミング

動画を作成したら、広告配信の準備や設定を始めましょう。配信設定の過程では「広告アカウント審査」「クリエイティブ(メディア)審査」「広告審査」という複数の審査を受けることになります。

【広告配信時の審査とタイミング】

A.広告アカウント審査

B. クリエイティブ(メディア)審査

C. 広告審査

引用元:LINEキャンパス公式サイト「広告審査の種類とタイミング」

「⑧広告の作成」の手順までは「A.広告アカウント審査」や「B.メディア審査」の承認前でも設定可能です。「A.広告アカウント審査」承認前に「⑧広告作成」をした場合「B.メディア審査」や「C.広告審査」の審査結果は「A.広告アカウント審査」の承認後から5営業日程度かかります。

審査日数の詳細が知りたい人はLINE for Businessの公式サイトを確認しましょう。

また、審査で否認された場合は再審査のため、さらに日数がかかります。審査の詳細はLINE for Businessの公式サイト「LINE広告 審査の基本」で確認できるので、審査を受ける人は参考にしてみてください。

まとめ

LINE広告動画の配信設定をする場合は、事前に広告配信の目的やターゲット・予算など詳細に決めておくことが望ましいです。同時に、LINE広告動画の課金方法や入札方法なども確認しておきましょう。

また、LINE広告の審査には「広告アカウント審査」「クリエイティブ(メディア)審査」「広告審査」があり、それぞれ5営業日程度かかります。審査の流れを確認し、事前に広告配信のスケジュールを立てておきましょう。

配信前の準備や設定は、LINEキャンパス公式サイトやLINE for Businessの公式サイトで確認可能です。LINE広告動画で配信を検討している人は、LINE広告の仕組みを理解して事前準備を行ってから配信の設定をしてみてください。

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