広告運用
リスティング広告のキーワードを選ぶ際の手順を解説
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株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
リスティング広告の運用をこれから始める方の中には、「どのようにキーワードを選んだらいいだろう…」と悩んでいる方もいますよね。リスティング広告で成果を出すためにはキーワード設定が重要と理解していても、実際に選ぶ際の手順に苦労する人もいるでしょう。
この記事ではリスティング広告のキーワードを選ぶ際の手順を解説します。リスティング広告の運用をこれから始める方や、運用の見直しをしたいという方は参考にしてみてください。
キーワードを選ぶ際は抜け漏れに注意する
リスティング広告のキーワードを選ぶ際は、登録すべきキーワードの抜け漏れがないかに注意しましょう。キーワードの抜け漏れを防ぐことで商品やサービスにマッチしたターゲットに広告を届けられるためです。
たとえば、登録すべきキーワードが抜けていると、その商品やサービスに関心がある層に広告が表示されず、成果につながらない可能性があります。
なお、不要なキーワードを登録していないかにも注意しましょう。不要なキーワードを設定していると無駄な広告費が発生してしまい、費用対効果が悪くなります。
コンバージョン率を高めるため、抜け漏れのない適切なキーワードを設定することを意識しましょう。
リスティング広告のキーワードを選ぶ際の手順
リスティング広告の出稿を検討している人はキーワードを選ぶ際の手順を確認しておきましょう。手順通りに進めていることでキーワードの抜け漏れを防ぎます。
【リスティング広告のキーワードを選ぶ際の手順】
- 軸になるメインのキーワードを決める
- サブキーワードを決める
- マッチタイプを設定する
- 不要なキーワードを除外する
それぞれのポイントを詳しく解説するので、これからリスティング広告を出稿する際のキーワードを選定する方は参考にしてみてください。
軸になるメインのキーワードを決める
まずはじめに、リスティング広告を出稿する際に軸となるメインのキーワードを決めましょう。メインのキーワードを最初に決めることで、その後の調査の方向性が定まるためです。
メインのキーワードとは、その単語ひとつだけでも検索されることがあるキーワードを指します。多くのユーザーから検索されているビッグワードや、社名・商品名などの固有名詞、一般名詞がメインキーワードに当てはまります。
たとえば、バッグメーカーが新しいリュックサックを開発し、宣伝のためにリスティング広告を出稿するとします。このとき、「リュックサック」のほかに以下のようなキーワードが考えられます。
【「リュックサック」に関連するキーワード】
- リュック
- ナップサック
- バックパック
- 通学リュック
- 通勤用リュック
- 軽量リュック
- 大容量リュック
- 防水リュック
キーワードをリストアップしたい場合には、関連するキーワードを探したり、キーワードの検索数を調べたりすることができる「Googleキーワードプランナー」を使用します。
また、実際にGoogleなどの検索サイトから検索したときに検索候補として表示されるサジェストワードもメインキーワードを調査する際に確認します。サジェストワードは実際に検索されたことがあるキーワードのため、メインのキーワードを決める際の参考にしてみてください。
サブキーワードを決める際は入札単価と競合度を確認する
サブキーワードを決める際は入札単価と競合度を確認しましょう。入札単価と競合度を考慮すると、予算内でのリスティング広告の効果を高めることに繋がるためです。入札単価と競合度は「Googleキーワードプランナー」で確認できます。
【入札単価と競合度】
入札単価 | 広告主が設定する金額で、広告が1回クリックされるごとにいくら支払うかという上限金額のこと |
競合度 | 指定したキーワードでリスティング広告を出している他社がどのくらいいるかを示す指標のこと |
サブキーワードは、メインキーワードと組み合わせて検索される言葉で、そのキーワード単体では検索されない対応のキーワードです。サブキーワードを選ぶことで、リスティング広告をより効果的に出稿するためのキーワードの組み合わせが決まります。
たとえば、「おすすめ」「人気」「ランキング」「値段」「比較」などの言葉がサブキーワードに該当します。
入札単価を低く設定すれば広告費をおさえることができますが、検索ページの上位に広告を表示することは難しくなります。一方、入札単価を高く設定すると費用は高くなりますが、広告が多くの人の目につきやすくなる傾向があります。
競合度は、キーワードプランナー上では競合度は「高・中・低」の3段階で表示されます。競合度が高いキーワードはライバルが多いため、できるだけ競合度が低いキーワードが狙い目です。
リスティング広告を出稿する際はキーワードプランナーで入札単価と競合度を確認し、最適なキーワードを選択するようにしましょう。
広告掲載範囲を決定するためのマッチタイプを設定する
サブキーワードを決めた後はキーワードの組み合わせの種類である「マッチタイプ」を設定します。マッチタイプはリスティング広告の掲載範囲を決定するために指定します。
【マッチタイプの概要】
マッチタイプ | 概要 | キーワードの組み合わせの例 |
---|---|---|
完全一致 | 指定したキーワードとまったく同じ意味を持つ語句の検索に対してリスティング広告が表示される。 | 「リュック 通学用」 |
「リュックサック 通学用」 | ||
フレーズ一致 | 指定したキーワードの意味を含み、かつ語順が同じ語句の検索に対してリスティング広告が表示される。 | 「リュック 通学用 通販」 |
「リュック 通学 大容量」 | ||
部分一致 | 指定したキーワードに関連する内容の検索に対してリスティング広告が表示される。 | 「ナップサック 子ども」 |
「防水リュック」 |
【キーワード「リュック 通学用」のマッチタイプの種類】
「完全一致」を選ぶとリスティング広告の掲載範囲は最も狭くなる一方、「部分一致」を選ぶとより多様な検索結果に対して広告が掲載されます。
完全一致は、指定したキーワードとまったく同じ意味を持つ語句の検索に対してリスティング広告が表示されます。
フレーズ一致は、指定したキーワードの意味を含み、かつ語順が同じ語句の検索に対してリスティング広告が表示されます。文言に差があっても同じ意味に解釈できる場合、またはキーワードより具体的な情報を追加した場合も表示されます。
また、部分一致は、指定したキーワードに関連する内容の検索に対してリスティング広告が表示されます。キーワードの語句そのものには入っていない検索も表示の対象となります。
リスティング広告を出稿する際には、予算やターゲット層を考慮し、指定したキーワードに最適なマッチタイプを選ぶようにしましょう。
不要なキーワードを除外する
最後に、不要なキーワードを除外しましょう。除外キーワードを設定することで、成果に繋がらない検索語句を広告の表示対象から外し、費用対効果を高められるためです。
たとえば、大容量が売りの通学用リュックを販売する会社がリスティング広告を出稿する際、マッチタイプをフレーズ一致や部分一致に設定していると、通学用リュックを探しているターゲット以外の人にも広告が表示されてしまう場合があります。
そこで「リュック 小さい」や「バッグ 革」などの語句を除外キーワードに設定すると、広告表示の対象からそれらの検索語句を除外できます。
商品と関係のない検索語句や、成果の悪い検索語句を洗い出して除外し、リスティング広告のコンバージョン率を高めるようにしましょう。
まとめ
リスティング広告をはじめる際は、登録するべきキーワードの抜け漏れがないかを確認しましょう。抜け漏れを防ぐことで商品に関心のある層に広告を表示することができます。
メインとサブのキーワードを決めるときは「Googleキーワードプランナー」を使用し、より効果的に広告を出稿できるキーワードを選びます。マッチタイプの設定では予算やターゲットを考慮して最適な種類を選択しましょう。
キーワードを決め、マッチタイプを設定し終わったら、不要なキーワードも除外します。成果に繋がらない検索語句を設定し、費用対効果を高めていきましょう。