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LINE公式アカウントがブロックされる理由とは?対処法とブロック数の確認方法を解説
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株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。
店舗や企業で運用しているLINE公式アカウントのブロック率が高く悩んでいる人もいるでしょう。
LINEは1タップで相手をブロックできるため、LINE公式アカウントの場合ユーザーに友だちのメリットを感じてもらえなければブロックされる恐れがあります。ユーザーからのブロックの原因を知ることで、ブロックを防ぐための対策が可能です。
この記事では、LINE公式アカウントがブロックされる理由と対処法を解説します。ブロック数の確認方法についても解説しているので、LINE公式アカウントがブロックされやすく困っている人は参考にしてみて下さい。
メッセージ配信の頻度や内容が原因でユーザーからブロックされる可能性がある
LINE公式アカウントがブロックされる原因として、以下が考えられます。
- メッセージの配信頻度が高い
- 期待していた情報が得られない
- 店舗やサービスを利用しなくなった
- 無料スタンプなどの特典目的で友だち追加した
店舗を利用しなくなったユーザーや、無料スタンプなどの特典目当てに友だち追加されたユーザーからのブロックを防ぐことは難しいですが、メッセージ配信が原因の場合は頻度や内容の見直しでブロックを防げるケースがあります。
ただし、ブロック自体がデメリットとは限りません。ブロックによってメッセージ配信の通数消費を抑えてコストの削減につながるため、ブロック数を0にするよりも、サービスの利用の見込みがあるユーザーからのブロックを防ぐことを意識しましょう。
週2回以上のメッセージ配信をしている場合は頻度の見直しを行う
LINE公式アカウントから週2回以上のメッセージ配信を行っている場合は、配信頻度を減らすことを検討しましょう。
メッセージ配信が多すぎる場合、メッセージの開封が負担となることや友だち同士のやり取りの妨げとなることが、ユーザーからのブロックにつながるためです。
LINEは日常的な連絡手段として利用されているほか、プッシュ通知やトークリストでメッセージが目に止まりやすいのが特徴です。高頻度のメッセージ配信は開封数が稼げる反面、ユーザーに負担を感じさせる恐れがあります。
LINEの公式サイトでは、月2~4回の配信を推奨しています。多くても週1回程度を目安に、メッセージの配信頻度を調整してみて下さい。
クーポンやキャンペーン情報などユーザーにとって有益な内容を配信する
クーポンや友だち限定のキャンペーン情報など、ユーザーにとって有益な内容を配信することでブロックを抑えられる可能性があります。割引やプレゼントといった特典を目当てに、LINE公式アカウントを友だち追加するユーザーが多いためです。
たとえば、1カ月に1回のペースでクーポンを配信すれば、毎月特典が受けられるためLINE公式アカウントの利用を継続してもらえる可能性が高くなります。また、友だち限定のキャンペーンやイベント情報の先行配信といった、LINE公式アカウントの友だちだけが受けられる特典を用意することも有効です。
商品やサービスの宣伝だけでなく、LINE公式アカウントの友だち登録の継続にメリットを感じてもらえる配信内容を工夫してみましょう。
絞り込み配信を使ってユーザーに合わせた情報を配信する
絞り込み配信を使ってユーザーに合わせた情報を配信することで、ブロック防止につながります。ユーザーにとって興味がある情報の配信が多ければ、LINE公式アカウントの利用を継続してもらえる可能性が高くなるためです。
LINE公式アカウントでは、ユーザーの属性や行動からメッセージを配信する相手の絞り込みが可能です。たとえば、30代の女性をターゲットにした商品に関する情報であれば、みなし属性から30代女性に限定して配信できます。また、属性以外にもタグ付けや条件に合ったユーザーなど様々な方法での絞り込みが可能です。
絞り込み配信を使えば訴求する商品やサービスに関心のありそうなユーザーへ向けてメッセージを配信できるため、配信内容に興味がないといった理由でのブロックを抑えられるでしょう。
LINE公式アカウントの絞り込み配信について詳しく知りたい人は「LINE公式アカウントの絞り込み配信をする条件や指定内容の特徴」をご確認下さい。
友だちの分析からブロック数を確認できる
ユーザーからのブロック数は、友だちの分析から確認できます。
LINE公式アカウントの管理画面から「分析」>「友だち」を選択すると、LINE公式アカウントの友だちに関する分析項目としてブロックされている友だちの数が表示されます。分析に表示されているブロック数は、相手がブロックを解除した場合は値が減少します。
LINE公式アカウントの分析から確認できるのはブロックされたユーザーの人数のみで、相手を判別することはできません。ただし、過去にチャットをした履歴があれば、トークリストのユーザー名が「Unknown」の表示になるため、トーク内容からユーザーを推測することは可能です。
友だちの分析では現在のブロック数だけでなく、前日、7日前、30日前のブロック数も確認できます。過去の数値と比較して急激にブロック数が増えた場合は、メッセージ配信や行った施策を見直し原因を探ってみて下さい。
拡張ツールを使えばブロックされた相手を一覧で確認可能
ブロックの確認ができる拡張ツールを使えば、ブロックされた相手を一覧で表示可能です。
Lステップやエルメなどの拡張ツールには、ブロックされたユーザーを確認できる機能があります。どのようなユーザーにブロックされやすのかを知ることや、ブロックされた日時をもとに原因を探り改善につなげることも可能です。
拡張ツールを使うことで、ブロックされた相手の確認以外にもLINE公式アカウントの機能を増やして効率的な運用につなげることができます。Lステップとエルメについて詳しく知りたい人は「Lステップとエルメを比較!LINE公式アカウントの拡張ツールの選び方」をご確認下さい。
LINE公式アカウント側で特定のユーザーからの連絡を拒否したい場合はスパムに設定する
LINE公式アカウント側で特定のユーザーからの連絡を拒否したい場合は、スパムに設定することが可能です。LINE公式アカウント側でユーザーをブロックする機能はありませんが、スパムに設定した相手からのメッセ―ジをトークリストから非表示にできます。
スパムの設定は、LINE公式アカウントのチャット画面で行います。スパムに設定したいユーザーのトークリスト右側に表示される設定ボタンから「スパムに設定」>「適用」をクリックすれば、該当のユーザーをスパムとして設定可能です。
管理アプリの場合は、トーク画面上部の設定ボタンから「ユーザーのプロフィールを管理」>「スパムに設定」をオンにすることでスパム設定できます。
ただし、スパム設定はブロックとは異なり、該当のユーザーからの通知をトークリストへ表示させないための機能です。LINE公式アカウントからの一斉配信メッセージは相手に届くため、メッセージ通数が消費される点は留意しましょう。メッセージ通数を消費したくない場合など、スパム設定で解決できない場合はユーザーのブロック機能がある拡張ツールの導入を検討してみて下さい。
まとめ
LINE公式アカウントのブロックには、ユーザーが店舗やサービスを利用しなくなった場合や特典を目当てに友だち追加した場合のほか、LINE公式アカウントのメッセージ配信による原因が考えられます。
メッセージ配信が原因のブロックであれば、配信頻度や内容を見直すことでブロック数を抑えられる可能性があります。配信頻度が多すぎる場合もブロックの原因となるため、週1回程度を目安に配信すると良いでしょう。絞り込み配信を利用して、興味のありそうなユーザーに限定してメッセージを送ることも可能です。
ブロック数は、LINE公式アカウントの分析機能を使って確認ができます。分析結果を見ながら配信頻度や内容の見直しを行い、ユーザーからのブロックを抑える工夫をしてみて下さい。