LINE運用・配信代行

LINE広告のキャンペーン目的と配信のコツについて解説

この記事の監修者

この記事を書いた人

株式会社solabo

株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。

LINE広告を配信する人の中には、キャンペーン機能を活用して広告を配信したいと考える人もいるでしょう。キャンペーンでは、コンバージョン数の増加や友だち追加など広告配信の目的達成に向けての広告運用ができます。

この記事では、キャンペーンの種類や効果的な配信方法について解説します。広告配信の目的が明確なのでキャンペーンを設定し広告配信を行いたいという人は参考にしてみてください。

キャンペーンにて広告配信の目標を定める

LINE広告の構成要素の一つであるキャンペーンでは、広告配信の目的に応じた「キャンペーンの目的」を設定することができます。設定を行うことで、キャンペーンの目的達成に向けた広告配信を行っていくことが可能になるからです。

LINE広告のキャンペーンは8種類あり、全ての項目で配信するにあたっての目的が変わってきます。

キャンペーンは以下の図の通りです。図を参考に、自社広告に最も合った広告配信方法を検討してみてください。

【LINE広告におけるキャンペーンの名称とその概要】

目的 内容
ウェブサイトへのアクセス ウェブサイト、LPのアクセスを増やすことを目標にしたキャンペーン
ウェブサイトコンバージョン ウェブサイトの中でのコンバージョン(購入や資料請求など)を増やすことを目的としたキャンペーン

LINE Tagの事前設定が必要

アプリのインストール アプリのインストール増加を目指すキャンペーン
アプリのエンゲージメント アプリを既にインストールしているユーザーがアプリ起動回数を増やすことを目標としたキャンペーン

アプリの登録とSDK連携が必要

友だち追加 LINE公式アカウントの友だちを増やすことを目的としたキャンペーン

LINE公式アカウントが「認証済み」の場合のみ選択可能

動画の再生 動画の再生数を増やすことを目的としたキャンペーン

設定できる遷移先はウェブサイトのみ

リーチ リーチを増やすことを目的としたキャンペーン
商品フィードから販売 ウェブサイトを訪れたりアプリを利用した人が興味を示した商品を広告に表示し、商品の認知度を高めたり購入を促進することができる

LINE Tagの事前設定が必要

ウェブサイトコンバージョンにはコンバージョン数を最大化させる自動入札のオプション、リーチではリーチ数を最大化させる自動入札のオプションが利用可能です。自動入札については、LINE for Businessの「入札方法と入札価格について」を確認してください。

どのキャンペーン目的を選択するかによって入札方法や課金方法が変わるので、広告を通してユーザーに起こしてもらいたいアクションを明確にしてからキャンペーンを選択するようにしましょう。

キャンペーンによっては事前準備が必要

キャンペーンによっては事前準備が必要です。キャンペーンによっては遷移先の情報を先に入力する必要があるものや、ユーザーの行動を記録して広告配信に利用するものがあるからです。

ウェブコンバージョンと商品フィードから販売はユーザーの購買情報や自社メディアの閲覧履歴を見る必要があるためLINE Tagの設置が必要です。LINE Tagはユーザーのインターネット上での行動歴や購入歴を記録するのに必要なツールです。

LINE Tagの概要や詳しい設置方法はLINE for Businessの「LINE Tagを取得する」を確認してください。

アプリのエンゲージメントは配信対象となるアプリの登録と効果計測をするためのLINE広告が連携しているSDKの連携が必要です。アプリの登録、SDKの連携はともに広告マネージャー画面で設定が可能です。

概要や詳しい設置方法はLINE for Businessの「メディアを更新する(アプリ)」と「アプリのインストールを計測する(SDK連携)」を確認してください。

自分が利用予定のキャンペーンに事前準備が必要な場合は、手順などを押さえておく必要があります。確認を行い、広告配信時に不備がないようにしましょう。

キャンペーン予算を設定することで設定した予算を超えないように配信が可能

キャンペーン予算を設定することで設定した予算を超えないように配信が可能です。キャンペーン予算は1日の予算と違い設定は任意ですが、予算を超えずに広告配信を行えるといった利点があるので該当する人はキャンペーン予算の設定を併せて行うとよいでしょう。

キャンペーン予算の設定は、次のような予算管理をしたい場合に活用が可能です。

・配信期間中に予算の変更があまり発生しない

・配信期間が明確に決まっている(予算の変更が不可のため)

・設定した予算を超えないように配信したい

費用が設定した費用の上限に達すると自動的に広告配信が停止される仕組みになっており、キャンペーン上限予算で設定した金額を超えて広告が配信されることは基本的にはありません。

期間中に予算の変更ができないなどといった条件は多いですが、設定した金額を超えて請求されないため広告配信を行う中で予算の超過を気にする人はキャンペーン予算の設定を行うとよいでしょう。

キャンペーン予算が超過した時の請求範囲

キャンペーン予算が超過した時の請求範囲はパターンにより異なります。

事例 広告費の請求
事前設定していたキャンペーンの上限予算を超えて配信がされてしまった場合の広告費 調整対象
配信期間後に配信されてしまった場合の広告費 調整対象
事前設定していた上限予算が未消化であり、キャンペーン期間を途中で終了した日の翌日に配信されてしまった分の広告費 請求対象

事前に設定していたキャンペーンの上限額を超えて広告が配信されてしまった場合や、設定期間後に配信されてしまった配信されてしまった広告費に関しては、一度請求がなされますが後ほどマイナスの調整が行われます。一方、設定していた予算が未消化の状況でキャンペーンを設定していた期間よりも前に停止した場合、配信されてしまった分の金額は請求対象になります。

キャンペーン期間の終了時刻は、終了予定時刻の25時間以上前に設定を行わなければなりません。たとえば、1月31日の23時59分に配信を終了したい場合は遅くとも1月30日22時59分までに管理画面から配信終了設定を行う必要があります。この時間を過ぎ、23時などに設定した場合は終了時間以降(この場合2月1日分にあたる)にかかった料金が加算される対象になります。

キャンペーンを途中変更する場合は、キャンペーンの終了日時の設定はなるべく早めに設定して超過分を作らないようにしましょう。返金対象か請求対象か様々なケースを確認したい場合はLINE for Business内の「キャンペーン予算について」を確認してください。

キャンペーンの目的ごとに広告グループの設定は細かく行う

キャンペーンの目的ごとに広告グループの設定は細かく行いましょう。広告グループでターゲティングを正確に行うことにより、各キャンペーンの目的に合ったユーザーの集客が見込めるからです。

キャンペーンの目的によって広告グループの作り方は異なります。たとえば、アプリインストールが目的の場合、利用しそうな年齢、性別など特定の層のユーザーのみを対象にしたターゲティング設定を行うことで、自社アプリにマッチするユーザーに絞った広告を配信できるようになります。

このように、キャンペーンにより対象ユーザーが違うことを理解して配信設定を行いましょう。

ターゲティングはキャンペーンで設定できませんが、広告グループでは詳細に設定が可能です。配信対象のユーザー像がキャンペーンの目的ごとに異なるので、自社広告に適した広告グループの組み合わせをキャンペーンごとに考える必要があると言えるでしょう。

まとめ

キャンペーンでは、コンバージョン数の増加や友だち追加など広告配信の目的達成に向けての広告運用ができます。

キャンペーンは8種類あり、そこから自社広告の目標に最も近いものを選択します。選択したキャンペーンによって課金方式や事前準備が違うので確認しておきましょう。

キャンペーンの予算を設定することで、設定した金額を超えて請求が行われないように予算を決定することができます。期間中に予算の変更ができないなどの条件は多いですが、広告配信を行う中で予算の超過を気にする人はキャンペーン予算の設定を行いましょう。

キャンペーン目的を設定すれば予算を超えずに自社広告の目的を達成することが可能になります。キャンペーン機能を活用し、効率的に自社広告の運用を行いましょう。

LINE公式アカウント構築・運用について
無料相談・お見積りを申し込み

ソラボで培った「本当に効果のあるノウハウ」で再現性の高いマーケティング戦略を提案します。

メールロゴ お問い合わせをする

ソラボが施策してきたLINEマーケティングの最新活用方法を無料公開

独自ノウハウと推奨する拡張ツールを詳細に解説した資料をご用意しました。無料ですので、ぜひご活用ください。

ダウンロード 資料ダウンロードはこちら
一覧へ戻る

お問い合わせ

LINEで相談