LINE運用・配信代行

LINE友だち追加広告の特徴や配信面について解説

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株式会社solabo

株式会社SoLabo(ソラボ)は、SEO、コンテンツ制作、SNS戦略からデータ分析まで、総合的なデジタルマーケティングでお客様のビジネスをサポートします。

LINE広告の配信を検討している人の中には、友だち追加広告を利用して広告配信を行いたいと考えている人もいるでしょう。友だち追加広告は、LINEの友だち追加に特化した広告配信方法です。

この記事では、友だち追加広告特徴や配信面について解説します。友だち追加広告の配信を検討している人や配信方法を知りたい人は参考にしてみてください。

LINE友だち追加広告は友だちを集めることに特化した広告

LINE友だち追加広告は、LINEの友だちを増やすことに特化した広告です。他の広告よりも友だち追加への誘導を強く訴求することができ、広告を見てから2タップで友だち追加が完了するからです。

友だち追加広告はタップするとすぐに友だち追加広告画面が現れるので、LPへの遷移など余分な動きがなくすぐに友だち追加が行えます。他広告と同様にターゲティング配信も行えるので、特定の地域や性別、年齢の友だちを増やしたい際にも使用できる広告形態です。

なお、友だち追加広告は「認証済みアカウント」のPC版のみで設定可能です。アプリ版からでは利用できないので注意してください。

配信前に配信面を確認しておく

LINE友だち追加広告が対応している配信面はホーム、LINE VOOM(旧タイムライン)、LINE NEWS、トークリストの4種です。広告のフォーマットによっては、静止画と動画両方の広告配信が可能です。

LINE VOOMは「フォロー中」の投稿欄に、LINE NEWSはニュースの間に、トークリストはトーク一覧画面の上部に広告の掲載ができます。広告配信面の指定はできません。

各フォーマットに出稿できる画像のサイズは以下の通りです。

【友だち追加広告対応配信面と出稿可能なフォーマットのサイズ】

配信面 静止画広告 動画広告
ホーム Card

Square

カルーセル

Small Image(画像小)

Card

Square

LINE VOOM(タイムライン) Card

Square

Vertical

カルーセル(静止画のみ)

Card

Square

Vertical

LINE NEWS Card

Square

カルーセル

Small Image(画像小)

Card

Square

Vertical

トークリスト Card

Square

Small Image(画像小)

画像(アニメーション)

動画の出稿はできない

配信面や静止画・動画によって配信できるサイズが異なります。広告を掲載したい配信面がある場合は、配信面に対応した広告を作成することによって希望の広告面に配信できる可能性があります。

配信面によって閲覧するユーザーの年齢や興味関心が違うので、複数のフォーマットで広告を作成し配信することにより様々な層のユーザーに広告を見て貰うことが可能になります。

詳しい広告画像のサイズや広告クリエイティブについては『LINE広告クリエイティブとは?事例や作成のコツを解説』を参考にしてみてください。

友だち追加広告を配信するまでの流れ

友だち追加広告を配信するにあたっていくつかの設定が必要になります。以下の設定を行い、友だち追加広告を配信するための準備を行いましょう。

【友だち追加広告を配信するまでの流れ】

  • キャンペーン目的を「友だち追加」に設定し広告グループを作成する
  • 入札戦略と予算を決める
  • クリエイティブを設定する

他の広告でも同じような設定が必要になるため、設定の流れは押さえておきましょう。

キャンペーン目的を「友だち追加」に設定し広告グループを作成する

まず、キャンペーン目的を「友だち追加」に設定して広告配信の目標を定め、広告グループを作成しましょう。「友だち追加」は、LINE公式アカウントの友だちを増やすことを目的としたキャンペーンです。

「友だち追加」のキャンペーンを設定するには、LINE公式アカウントが「認証済み」になっている必要があります。

キャンペーンを利用するには、広告グループの作成が必要です。予算が少額かつ、配信するターゲットが1種類のみの場合、作成する広告グループの数は1つでも問題ありません。

もし、訴求するターゲットが複数ある場合は、広告グループを分けて作成するようにしましょう。広告グループの細かいターゲティングについては最初の方は可能な限り設定せず、幅広いユーザーに広告を配信できるように設定すると良いでしょう。

キャンペーンの設定を行うことで、目的達成に向けた広告配信を行っていくことが可能になります。広告グループは最初狭めずに設定し、徐々に自社がターゲットにしている層に配信枠を狭めていくようにしましょう。

入札戦略と予算を決める

キャンペーンと広告グループ設定後は、入札戦略と予算決めを行いましょう。広告枠の獲得はオークション形式なので、入札を行う為4つの項目を設定する必要と自社の広告にかけられる金額に合わせて予算設定を行う必要があります。

【最適化と入札の為入力が必要な項目】

設定項目 概要
入札単価 設定したキャンペーン目的に合わせて、入札方法を選択する
課金方法 選択した入札単価の設定方法に合わせた課金方法が表示される
入札戦略 バランス型のイベント単価の上限を設定

CPAを重視するが、CV数もそれなりに取りたい場合に選択

バランス型のイベント単価の目標を設定

予算はあるが、CPAはやや抑えたい場合に選択

効率重視型の入札額の上限を設定

CVが少なくてもいいので、目標CPAを超えたくない場合に選択

予算消化重視型の単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化

予算がたくさんあり、CPAを気にしない場合に選択

入札価格 or 上限単価 or 目標単価 入札方法と入札戦略に適した価格を設定する

友だち追加広告は初期費用なしで、1万円から出稿が可能です。1万円以上で最低価格を設定することも可能なため、毎月の予算内で計画的に広告配信できます。

予算額によっては広告が配信されにくくなる場合があるため、低すぎない金額を入力するようにしましょう。日予算は多少の超過がされる場合がありますので、超えたくない決まった予算がある人は予算設定を行う際注意してください。

入札戦略や入札価格によって目的達成度が変わる可能性があるので、設定後もこまめな確認が必要です。入札についての詳しい解説は『LINE広告の入札方法やコツを解説』を参考にしてください。

入札では、「自動入札」「手動入札」の2通りから入札方法を選ぶことができます。自動入札にした場合は友だち追加ごとに課金、手動入札にした場合は任意でどちらかの課金方法を選択できます。

友だち追加広告の最低入札単価は自動入札が75円、手動入札が50円からです。

友だち追加広告はクリック課金なので、予算だけ消費されて友だちが増えないことがない点が利点です。必要なコストは友だちを獲得した分だけなので、少ない予算から始めることも可能になります。

友だち追加広告の費用対効果や月にかかる金額などは『LINE友だち追加広告で得られる効果や費用について解説』を参考にしてください。

クリエイティブを設定する

広告バナーとなるクリエイティブの設定を行いましょう。訴求内容や広告を配信したいユーザーの層に合わせて作成することが重要です。

クリエイティブは静止画と動画両方の設定が可能です。両者ともにメリットとデメリットがあるので、確認した上で自社広告に適した方を選びましょう。

【各配信方法のメリット・デメリット】

広告の形式 メリット デメリット
静止画 動画に比べ制作コストが低いので複数のクリエイティブが用意しやすい

クリエイティブが伸びなかった際に替えが効きやすい

動画広告に比べて訴求できる内容が限られている、インパクトに欠ける
動画 情報量が多く、ユーザーに残せるインパクトが大きい 制作コストが高く、製作時間が長いため作り分けに対応しにくい

クリエイティブが伸びなかった場合の替えが効きにくい

1つのクリエイティブが伸びなかった場合の替えとして、3つ程度訴求軸を変えたクリエイティブを用意しておくと良いです。静止画と動画の互いの強みと弱みを把握し、自社広告に適していると思う方を選択して広告作成を行うようにしましょう。

他にも、モバイルサイズを意識したクリエイティブ作成やLINE広告の規約を破らないクリエイティブ作成を意識する必要があります。

配信後も広告の定期的な効果検証を行う

広告配信後も定期的に効果検証を行いましょう。とくにCPFが目標値に満たない広告を見つけて原因を追究することで、CPFを下げる施策を打てるためです。

「LINE Official Account Manager」の管理画面では、キャンペーン、広告グループ、広告(クリエイティブ)別に次のような指定期間内のデータを閲覧することができます。

【管理画面で検証できるデータ】

  • インプレッション
  • リーチ(推定)
  • クリック数
  • CTR(クリック率)
  • CTRレベル
  • CPC

データの中で確認すると良いのはCPCとインプレッション数、CTRです。CPCが高い広告グループやクリエイティブを見つけて、インプレッション数やCTRに問題が無いか確認してみましょう。

インプレッション数やCTRが悪い、または過去と比較して悪化しているクリエイティブを見直し、新しいクリエイティブと入れ替えることでCPFが下がるケースがあります。新しいクリエイティブを作る際は、試していないフォーマットサイズのバナー入稿や訴求を見直すといいでしょう。

とはいえ、CPFは配信面や時期的な要因、競合他社の動きなど複合的に決まるため、配信者側でコントロールするのが難しいです。インプレッション数やCTRが悪いクリエイティブでも、CPFが低いということもありえます。

そのため、広告の検証は数日など短期間ではなく、1か月単位などある程度の期間を設けて分析し、改善していくのをおすすめします。

まとめ

LINE友だち追加広告は、LINEの友だちを増やすことに特化した広告です。友だち追加広告はタップするとすぐに友だち追加広告画面が現れるので、LPへの遷移など余分な動きがなくすぐに友だち追加が行えます。

LINE友だち追加広告が対応している配信面はホーム、LINE VOOM(旧タイムライン)、LINE NEWS、トークリストの4種です。広告のフォーマットによっては、静止画と動画両方の広告配信ができますが、広告配信面の指定はできません。

友だち追加広告はクリック課金なので、予算だけ消費されて友だちが増えないということがないのが利点です。友だち追加広告を配信する際は、最初の方はターゲティングを絞りすぎず、徐々に絞っていく方法で自社に興味関心のある友だちを獲得しましょう。

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